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トヨタを超えたのはすごいけど、もう旨味のないアリババ

2016年5月12日号

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Amazonが4月末、第1四半期決算(3月末)を発表しました。
Amazon Web Services(AWS)が、
北米のEコマース事業を上回る利益を計上したことも寄与し、
Amazon全体で予測を上回る利益となった模様です。
AWSの営業利益は6億400万ドルで、
これは、北米のEコマース事業の5億8800万ドルを超える額となっています。

AWSは総合的なクラウドインフラの提供サービスで、
EC通販という小売業とは、表面的にはまったく関係がありません。
しかし、世界最高のEC通販を実現するためには、
最高峰のシステムと,
そのシステムを維持、発展させるためのスタッフが必要となります。
このシステムと部門の「稼働率」を上げるための、
一種の「副業」が高収益部門となったものと言えます。

さらに、メーカーとしてのデバイス販売と
通販の「Prime」サービスも成長していて、
第1四半期における「Fire」タブレットの販売台数は、
前年同期比で2倍以上となっています。
また、スピーカーの「Echo」も好調で、
現在は製造が需要に追いついていないとも報告しています。

定額有料のPrime会員も順調に増加を続けており、
年額1万円以上と日本に比べてかなり会費が高い米国でも、
2015年には47%増となっています。

これは、会員が無料で利用できるビデオや本などの、
コンテンツ充実への投資を継続しているという背景によるものです。
このコンテンツの充実は、
さらにまた、Kindleを含めた各種デバイス購入を促進するという、
好循環を生み出しているとも判断されます。

B2Bの面では、日本では一年前にローンチした、
Amazonログイン&ペイメントが好調です。
これはカード決済手数料を含む4%という手軽な手数料で、
決済についてAmazonの口座をそのまま利用できるサービス。

現状、日本の利用している通販サイトでは、
いわゆる「かご落ち」が30%レベルと通常の半分以下となっており、
国内の小規模のEC事業者にとっては、
楽天、ヤフーなどのモールを上回る、
魅力あるサービスとなっていて、急激にトランザクションを増やしています。

Amazonクラスの企業で、
こうしたドメインを超える想定外の収益が出てきたときには、
良くも悪くもマネジメントレベルでの注意が必要で、
ジェフ・ベゾスの「顧客ニーズが第一」というスローガンが、
どのようにこの現実にアダプトしていくのかに、注視が必要です。

ジェフ・ベゾス 果てなき野望-アマゾンを創った無敵の奇才経営者 Kindle版
ブラッド・ストーン (著), 井口耕二 (翻訳), 滑川海彦 (その他, 監修)

代表的な、ジェフ・ベゾスの評伝なのですが、
この本をしても、AWS成功のヒントとなる部分はあまり記述が無いように思われます。
ただ、ライバル、社内に対してではなく、
「顧客と向き合え」という姿勢については、
よく理解でき、その先にこそライバルに対する勝利があるといった、
Amazonの哲学が見て取れます。

http://nx57.asp.cuenote.jp/c/aWdhaaaNmchD5Nac

◆今日の話題◆
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ウォールマートを抜いた、アリババの販売量!
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中国のネット通販最大手アリババグループが、
連休中の5日発表した2016年3月期の決算によると、
傘下のサイトで売り買いされた流通総額は、
前年比27%増の4850億ドル(約51.9兆円)となったとのことです。

これは、米小売り最大手ウォルマート・ストアーズの、
本年1月期の売上高4821億ドルを上回り、
世界最大の流通企業となりました。

この発表された流通総額は、
すべて中国国内の個人向けの流通によるものであり、
グループ名のアリババブランドのB2Bビジネスによるもの、
越境のアリエクスプレスによるものは、含まれていません。

ウォールマート半世紀、Amazonが25年以上の長期間苦労をして、
じわじわと成長したのと比べると、
このアリババの13年というペースは異常ともいえる速度で、
中国の「爆買い」は、日本の銀座だけでなく、
ネット通販の世界でも流行中のようです。

こうしたEC事業の特にモール系の場合、
マネタイゼーション率という指数が大切なのですが、
これは、総流通額における手数料による売上と考えてもらってよく、
アリババグループの場合は、2.6%となっています。

Amazonのカート利用の手数料からクレジット手数料分を引くと、
2%を切るレベルですから、これに比べても、
アリババグループのマネタイゼーション率は、
かなり評価できる水準であるとはいえるでしょう。

上記のAmazonと比較して、
まだまだ、純粋なEC企業としての収益構造となっており、
現在のAmazonの稼ぎ頭であるクラウド事業は、
売上の3%を占めるにすぎません。

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すでに、スマホによる販売が「基本」になっている!
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アリババの中国市場のB2C販売の純利益は、
111億ドル(約1.2兆円)となっていて、
おなじみの楽天の営業利益が約946億円ですから、
11倍の人口なりに「桁違い」となっています。

その上で、アリババでは昨年度、
スマートフォンなどのモバイル端末を通じた売買が、
前年から101%も増えています。
これにより、モバイルチャネル経由の販売は、
流通総額の65%を占めるまでに急成長しています。

実際に、買い物をしているユーザー数は、
中国では4億2300万人に達していると推計されるので、
3億人以上がスマートフォン経由で、
アリババのサービスを利用していると考えられます。

まさに「バスに乗り遅れたらタクシーで追いつけばよい」という格言を、
体現しているようなアリババの成長ですが、
モバイルについては、PC経由の注文よりも、
キャリアへの手数料やソフト的な対応が必要となり、
コストが30~50%程度かかるといわれており、
最終的な利益の面では、
これまでのPC中心の利益率は確保できていない状況です。

この点では、最終的な解決策として、
モバイルのキャリアを手に入れるしかなく、
積極的なMAも考慮しているものと思われます。

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時価総額はトヨタを超えているが、成長性には厳しい見方も
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こうした決算数字を反映して、
NYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場している、
アリババ・グループ・ホールディングの時価総額は、
2,000億ドル前後で推移しています。

絶対額としては、トヨタの1,600億ドルを大きく上回っていますが、
株価収益率でみると56倍程度であり、
Amazonの300倍近い評価とは、雲泥の差がついています。

IT系のベンチャーとしては、
通常100倍~となるのが通常ですから、
どちらかというと、ベンチャーとしての先進性による成長というよりも、
マーケット規模の拡大をベースにした、
良いポジションの「優良企業」といった評価であると考えられます。

もちろん、総流通額、売上、利益はともに、
年率で30%以上となっているので、
「株価的には長期保有では割安」という評価も成り立つと思われますが、
中国企業であり、ほんとうに決算が透明なのかという風評や、
政治体制、国家運営への継続性の心配などが根底あり、
株価的にはディスカウントする方向へのバイアスが、
かかり続けていることも忘れてはいけません。

今後、中国国内というマーケットに加えて、
越境ECなどが機能することで、アリババのサービス水準が、
「世界レベル」で広く受け入れられるかどうか、
また、AWSに相当するクラウドサービスが、
中国企業だけでなく世界の企業をクライアントとして、
サービスインできるかどうか、といった点が、
今後のアリババの成長と株価を左右するものと思われます。

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