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コインチェックのお金と出川哲朗のゆくえ

2018年2月7日号

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年末年始のTVコマーシャルシーンで、
その大量出稿とコンテンツのインパクトで話題になっていたのが、
出川哲朗が「兄弟の二役」をこなす、
コインチェック社のCMでした。

簡単にまとめると、
「仮想通貨の取引所の口座開設の訴求」がテーマのCMですが、
仮想通貨の概念自体が、
TVCMという媒体で短時間に訴求するには難しいものですから、
とりあえず、商品説明、サービス紹介などの中身は無く、
「コインチェック」という社名を連呼して、
憶えてもらうことが主眼となった内容でした。

不思議なタイミングですが、
この大量のTVCM出稿の最中、コインチェック社に起きたのが、
580億円相当の仮想通貨がハッキング→「支払い停止」という事件です。
(ハッカーの狙いは、このタイミングにもあったのでしょうか?)

残念ながら今回の「支払い停止」事件を受けて、
オフィシャルな動画配信は削除されてしまったので、
リンクを貼ることは避けますが、
このCMは、現在でも「YouTube」などで、
いくらでも閲覧することは可能です。
(CMのアップは知的所有権については、黒に近い微妙な行為ですw)

コインチェック社の事業責任者が、
日経のインタビューに対して、
強気・前向きな受け答えをした9時間後に、
「預かり金」を「支払い停止」にせざるを得なかったという、
全てのステークホルダーにとって「青天の霹靂」の事態でした。

必然として、TVCMの扱いも、
早々にAC(=公共広告機構)コンテンツへの差替えとなったのですが、
その枠のかなりの割合で放送されたのが、
「タマ まっしろけ」という合言葉で、
振り込め詐欺を防止する、というコンテンツでした。

笑えません。

本当の会社の実態については、まだ、詳しくわかりませんが、
仮想通貨の「雑なセキュリティー」や、
9,000万円という同業他社と比較して「非常に少ない」資本金など、
TVCMという影響力のある広告を大量に打つには、
「企業の精神的な体力や経験、真面目さ」には、
欠けていたのではないかと思われます。

この視点からは、CMを放映したTV局はもとより、
CM扱いの広告代理店、出演する出川哲朗の所属するマセキ芸能社にも、
もっと「慎重さ」が求められた状況です。

仮想通貨の取引所のCMでは、
業界大手のビットフライヤーが成海璃子(研音所属)を、
隠れたお金持ちグループ企業のDMMビットコインが、
ローラ(LIBERA所属、社長がバーニング出身)を起用しています。
(ローラについてはDMMFXでも起用されていました)

同業他社のこれらのCMでも、
仮想通貨の説明は「事実上無い」状況であり、
社名の連続告知や「適当で天然」というローラの受け答えで、
お茶を濁している内容です。

仮想通貨の取引については、
世界的にも日本が法整備の面で進んでいるのですが、
それは「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための
銀行法等の一部を改正する法律(平成28年法律第62号)」によるもので、
仮想通貨交換業者(=取引所)の登録制度が目玉の法律によるものです。

その一方で、
仮想通貨については、金融商品取引法の適用範囲には含まれておらず、
充分な商品説明、適合性の原則の確立などの義務がありません。

この点からも、仮想通貨については、
非常に雰囲気だけのTVCMが、
乱造されることにもなっています。

つまり、日本の仮想通貨を取り巻く環境でTVCMを考えると、
・商品の難しさをどう伝えるか?
・法的義務が無い状況で、どう誠実に消費者に訴求するか?
・他者との競争の前に、顧客をどう保護するか?
といった点に、自主的な努力、矜持が必要です。

クライアントは元より、
広告代理店、出演者(の所属事務所)も、
相当な「見識」を駆使し「労力」を使わなければならないことになりそうです。

ちなみに、今回のコインチェック社の場合でも、
事業における「詐欺性」や「誠実義務違反」が認められたりすると、
CMの出演者、媒体サイドも「集団訴訟」の対象になる可能性が高いと思われます。

【いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン 】
大塚 雄介 (著)
http://nx57.asp.cuenote.jp/c/bqfYaaaLhTsg5pac

カテゴリーの堂々ベストセラー第一位。
ビットコインとブロックチェーンについての入門書なのですが、
世を騒がせているコインチェックの事業責任者が著者。

前半、自社誘導のバイアスのかかった解説と、
「交換」と交換所から「購入」することが、
微妙に混在し、勘違いする文章構成になっている点は、
今読むと、興ざめです。

ただし、ブロックチェーン技術やその応用のビットコインについては、
投資、運用に必要な「正しい理解」が、
過不足なく得られるレベルになっている点は評価できます。

いまや、著者の同業他社に利する状況ですが、
皮肉なことですが、入門書としての役割は果たしています。
http://nx57.asp.cuenote.jp/c/bqfYaaaLhTsg5pac

◆今日の話題◆
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金融庁のガッツポーズ?
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さて、いわゆる仮想通貨法により、
現在、金融庁から登録業者として正式に認められているのは、
以下の16社です。
http://nx57.asp.cuenote.jp/c/bqfYaaaLhTsg5pad

登録されるための主な基準は、以下のようなものとなります。
・株式会社または外国仮想通貨交換業者(国内に営業所が必要)であること
・外国仮想通貨交換業者は、国内における代表者がいること
・資本金の額が一千万円以上で、純資産額がマイナスでないこと
・仮想通貨交換業を適正かつ確実に遂行する体制の整備が行われていること
・法令遵守のために必要な体制の整備が行われていること
・他に行う事業が公益に反しないこと
・取締役若しくは監査役又は会計参与等に欠格事由がないこと

いわゆる仮想通貨法が成立したのは、2017年4月です。

それまでに取引所を開設していた企業については、
「申請書類提出→審査→登録」という作業を、
金融庁、各取引所ともに急いだ結果が、
上のリンクにある、
現在までの16社(昨年9月11社、12月5社)なのです。

その一方で、書類提出はしたものの「継続審査」となり、
未登録となっている取引所もあり、
これらの仮想通貨取引所は「みなし業者」という扱いとなっています。

今回「支払い停止」を起こしている、
コインチェック社は、日本最大の取引所でありながら、
金融庁への登録に関して「継続審査」になったままであり、
現在「みなし業者」というステータスです。

これは、残念ながら、ある意味で、
金融庁の審査が「しっかり」と機能したとも言えるもので、
まだ、情報が外部につまびらかになってはいない運営面も含めて、
「資本金の小ささ」や「預り金の保全」等への取り組みが、
登録業者としては「充分」ではないという、
金融庁の判断があったものと思われます。

つまり、この時点において、
金融庁は警告を発していると取ることもでき、
コインチェックの顧客には「自己責任の原則」が、
働く状態になっていたとも言えます。

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コインチェックの仮想通貨は救えるのか?
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ここで金融庁の「みなし業者」に対する、
今後の取り扱いについて考えてみます。

今回の措置では、
立法前から交換業務を行っていた交換所については、
法的には6か月「みなし業者」として営業が認められていました。

実務的には、この間に書類申請を行い、
正式な登録業者としての認可を得るというのが原則です。

ビットフライヤーなどの16社の業者は、
このスケジュールで動いて、昨年の9月末に登録されたわけです。

その一方でコインチェック社は、
書類申請は他社と同じタイミングで行ったのですが、
現在、まだ金融庁では「継続審査」となっていて、
「みなし業者」として営業を継続している状態。
(申請はしているので、時間切れで廃業という事態は起こらない)

悪くすると金融庁が「登録拒否」という判断を下すと、
業務が行えないことになります。

つまり、先に示した登録基準を「満たしていない」、
「満たせない」と金融庁が判断すると、
「業務改善」などの命令をせずに、
登録拒否をすることも法的には可能なのです。
(この場合、一定期間の「利用者保護」のための残務処理ののち解散)

通常であれば、社会的な混乱を避けるために、
さまざまな「指導」「改善命令」によって、
金融機関を「躾」て、コントロールするのが金融庁の基本姿勢です。

しかし、コインチェック社は、
「みなし業者」のステータスで「支払い停止」を起こしており、
今後、金融庁の想定する登録要件を満たすのは、
なかなか大変な道のりになってしまっています。

資本構成、執行体制も含めて、
金融庁が納得するような、
(金融系企業として常識的なコミュニケーションが、金融庁ととれる)
リアルな金融系の資本やIT大手の「救済」が無ければ、
「登録拒否」から顧客の「自己責任」と言うのが、
合理的な結論と思われます。

この場合にせめてもの「学び」となるのは、
仮想通貨そのものの問題ではなく、
もし仮に「取引所が無くなる」場合に、
顧客の仮想通貨の取引所の変更が、
どのような手続きで「行えるのか」を実証できる点です。

技術的には、他の取引所に開設した「自分のサイフ」に、
無くなる取引所の自分のサイフから「送金」すれば良いのですが、
このデジタル時代の「取り付け騒ぎ」を、
具体的にどう回避しスムーズに移行するのか。

今回の「事件」から、
せめて、業界的な「学び」を、
金融庁とともに仮想通貨業界全体で得てほしいものです。

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