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ドル建てGDPは130兆円の大幅減少!

2017年10月25日号

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マーケティングやセールスに携わるビジネスパーソンに、
ぜひ、読んでおいて欲しい新書がありました。

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
経営における「アート」と「サイエンス」
山口 周 (著)
http://nx57.asp.cuenote.jp/c/bmplaaaMm4z4wBac

今回は、この本の内容から、これからのマーケティングにおいて、
新しい「常識」として踏まえておくべき点を、
考えていきましょう。

この本は「新書」ですので、
社会・経営レベルの大きなテーマをコンパクトに整理していて、
スムーズに理解できるように工夫されているのですが、
その分、多少、読者には前提となる「知識」を要求している面があります。

そこで、マーケティング的に大切なポイントについて、
本書のポイントとなる「知識」を整理しておきます。

【ポイント1 アートとは夢と倫理観】
著者がこの本で「アート」と言う単語で語っているのは、
「社会への貢献となる「自分の夢」を高い倫理感を持って行う」こと。
これがあることで、
「適法なのだから、少々強引でも良い」とか、
「約束したノルマが未達なのだから、とにかく残業しろ!」といった、
ステークフォルダーの不利益を防止することが、当然になります。

【ポイント2 経営技術の一般化】
「サイエンス」と言うのは、いわゆる戦略コンサルなどの提案する、
合理的で「見える化」されている、経営戦略とその実行。
(3CとかSWOTとかポートフォリオとかで、プレゼンされるやつ)

昔は「余裕」のある大企業の経営者の独占物だったものが、
いまではスタートアップのフェーズから
「当たり前」となりつつある経営手法であり、
今やこの手法そのものが科学同様に「当然」となっていて、
競争力の向上の決め手にはならない。

【ポイント3 グローバルな市場の成熟】
マーケットの「質的な成熟」を考えることは重要で、
最初は「必要なものを安く」(スーパー、ディスカウント)であった市場は、
次は「好ましいものをリーズナブルに」(価格コム)となり、
最終的には「自己実現願望を助けるものをそれなりの値段で」
(Appleやナイキの直営店)となります。
この購買行動の根本にあるのは、
「提供側のアート(経営の想い)」への共感です。

こうした点を踏まえて、
本書を読んでいくと「戦略から表現」まで、
あなたやあなたの会社で行っている、
現在のマーケティングを分かり易く「チェック」して、
「改善」していくことも可能になると思います。

新書ですから3時間程度で読了できます。
ぜひ、秋の夜長にご一読をお勧めします。

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
経営における「アート」と「サイエンス」
山口 周 (著)
http://nx57.asp.cuenote.jp/c/bmplaaaMm4z4wBad

新書は「見出」が如何に魅力的であるかも勝負です。
そこで、本書の「見出」をいくつか並べてみましょう。
・名門美術学校の意外な上顧客
・「論理」と「理性」では勝てない時代に
・「直感」はいいが「非論理的」はダメ
・哲学を鍛えられていた欧州エリート
・千利休は最初のチーフクリエイティブオフィサー
・全てのビジネスはファッションビジネス化する
・なぜマッキンゼーはデザイン会社を買収したのか?
・エリートを犯罪から守るための「美意識」
・偏差値は高いが美意識は低い」という人たち
ちょっと手に取ってみたくなりませんか?

◆今日の話題◆
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選挙は与党の勝利でしたが「アベノミクス」を冷静に見てみると・・・
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今回の選挙戦では、
解散の理由が「消費増税分の使途変更」であったのですが、
実際の選挙戦では、あまり具体的な争点にはならず、
雰囲気としての「改憲」や「安全保障」というイメージを基本に、
具体的には「アベノミクス」の成否や「働き方改革」という、
マクロ、ミクロの経済問題が争点となった感じです。

その中でも「アベノミクス」の成果として与党が主張したのが、
「この5年間でGDPが50兆円増えた!」というものです。

確かにGDPは「成長率」の根拠ともなっているもので、
GDPが増えることは大切なことです。

さて、ここでGDPについておさらいをしておくと、
国内で年間に生産された「付加価値」の総額です。
中間財のカウントは無く、最終の製品・サービスから、
その生産についてのすべてのコストを差し引いた形で示されます。

ですから、GDPが5年前よりも50兆円増えたということであれば、
日本人は一人当たり、5年前よりも「40万円」ほど、
「所得」が増えても良いようなものですが、
まあ、男女ともに賃金は年収で10万円ほど増えた統計になっています。
(つまり、子ども、老人は反映しないので、数兆円が賃金増として反映)
http://nx57.asp.cuenote.jp/c/bmplaaaMm4z4wBae

GDPに対しては、個人消費が6割レベルと言われていますから、
賃金増をベースに考えると、
増加分がすべて消費に回ったとしても、
せいぜい1.0~2.0%程度の消費の増加となってしかいない計算になります。

これでは、売り場が「好景気」を実感できるとは思えません。

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GDPにとって輸出とは何か?
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謎が深いのは、GDPにおける輸出の存在です。

今回の「アベノミクス」は、
円安をエンジンに輸出の多い「大企業」を好業績にして、
その大企業からの利益の「しずく」が、国内の中小企業に落ちてくるという、
「トリクルダウン」により国内の景気を良くしようというものです。

これ自体は、分からなくもない理屈なのですが、
実はこの理屈とGDPの関係は大変に「微妙」なものです。

GDPはあくまで国内の「付加価値」の合計ですから、
たとえば、国内で部品を調達して、最終の組み上げを国内で行って、
その製品を海外で売った場合には、
部品の会社の「付加価値」までは、直ぐにGDPに含まれます。

しかし、最後に組み上げて海外に輸出した会社の「付加価値」は、
一旦「輸出」と言う項目でまとめられて、
最終的に「輸入」と相殺して「純輸出」として、
GDPに組み込まれる形になります。

つまり円安で輸出が好調であれば、まず「純輸出」が増えて、
その後に、輸出メーカーからの「トリクルダウン」が起きて、
国内の中小企業などの下請けメーカーが潤う訳です。

その一方で、多くの部品メーカーは何らかの形で、
「輸入」したエネルギー・素材・製品を材料として製品を作りますから、
当然、円安というのはコストアップ要因です。

ところが部品などの販売は、
大手メーカーなどへ「円建て」で行われますから、
「トリクルダウン」が、中小企業へ「タイミング良く」実施されない限りは、
安易な「値上げ」は許容されない状況にあります。

これを前提にすると、円安で「輸出」が伸びないと、
後は円安の悪いところだけが、
国内の中小企業の収益を圧迫する形になります。

それでは、日本の「輸出」は伸びているのでしょうか?
調べてみましょう。
http://nx57.asp.cuenote.jp/c/bmplaaaMm4z4wBaf
このグラフはドル建てですが、
この5年間、キレイに輸出は「右肩下がり」です。

これが「アベノミクス」の円安によって、
円ベースだと70兆円→90兆円と増えているように、
喧伝されている訳です。

円安ですから原材料などの「輸入」も大きな金額になりますが、
「輸出」と「輸入」を相殺した「純輸出」の推移は、
この5年間で-8.8→+5.3兆円とプラス傾向にはなっていますが、
輸出企業からの「トリクルダウン」が期待できる数値には、
ほど遠いレベルです。

つまり、日本の製品は「円安」が効果的に価格に作用して、
いきなり販売が増えるような「一般品」ではなく、
どうも「欲しい人が、高価格に納得して買う」といった、
「高価格の自己実現支援製品」となっていていると思われるわけです。

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急激な円安の罪深さ!
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では、50兆円の増加は「アベノミクス」の輸入ではなく、
どこから来たのかを考えると、
・株高による個人金融資産増加による消費の増加(300兆円の資産増加)
・年金受給者の増加による消費の増加(3~4兆円の支給額増加)
・賃金支給総額の増加(数兆円の支給増加)
・円安に伴うインバウンド購入の増加(3兆円の消費の増加)
などが、複合的に表れた結果であると推測されます。

その一方で、国際目線でみると、
日本のドル建てのGDPは、
この5年間で130兆円相当額が減少していて、
人口で2/3のドイツ(4位)に、
GDP総額で迫られているのが実情です。

当然、円安は「日本の資産バーゲン」ですから、
GDPに反映しない、株式、不動産、企業などに対して、
海外からの引き合いが多くなってきている点に、
注目しなくてはなりません。

円安効果で、優秀な国内企業が痛んでいる状況では、
ドル建で計算した企業などの評価額は大変に低くなりますので、
上場企業の株式の購入から始まり、
その先には、外資による買収が多発する可能性を考えなくてはなりません。

安定与党というからには、
イデオロギーや個人名は当面必要ありませんから、
本当の意味での「国際競争力」を獲得できる、
「骨太」な経済政策を推し進めてほしいものです。

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